【年末年始休業日】12月28日〜1月4日迄
抗悪性腫瘍薬 分子標的治療薬(レチノイン)
タミバロテン tamibarotene
【組成】 | 【劇薬】 |
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【剤形】 | 錠:2mg |
【用量】 | 寛解導入療法:1日6mg/m2を2回(朝・夕食後)分割.投与開始から8週間を超えないこと |
【特徴】 | レチノイド製剤.オーファンドラッグ |
【適応】 | 再発又は難治性の急性前骨髄球性白血病 |
【警告】 | 原則として投与期間中は入院し医師の管理下.添付文書参照.レチノイン酸症候群が発現し,致死的な転帰をたどることがあるので,十分経過観察を行う.本剤には催奇形性があるので,妊婦には投与不可.妊娠する可能性がある婦人には原則投与不可 |
【禁忌】 | 妊婦.ビタミンA製剤投与中.ビタミンA過剰症 |
【薬物動態】 | 主にCYP3A4で代謝.CYP2C8/9,2C19,3A4阻害 (半減期)2mg内服3.4時間 |
【相互作用】 | [併用禁忌]ビタミンA製剤(過剰症)[併用注意]](本剤の作用を減弱)CYP3A4誘導薬〔抗てんかん薬,副腎皮質ホルモン,バルビツール酸系薬,SJWなど〕.(本剤の作用を増強)CYP3A4阻害薬〔アゾール系・マクロライド系薬,Ca拮抗薬,シンバスタチン,アトルバスタチン,グレープフルーツジュースなど〕.(本剤の作用を増強)制酸薬・H2受容体拮抗薬・プロトンポンプ阻害薬(本剤の吸収増加) |
【副作用】 | [重大]レチノイン酸症候群.感染症.白血球増加症.間質性肺疾患.縦隔炎.横紋筋融解症[その他]頭痛.発疹,皮膚乾燥,湿疹,剥離性皮膚炎.骨痛,関節痛.発熱.白血球数増加,ヘモグロビン減少.肝機能異常.トリグリセリド・コレステロール増加.毛包炎,CRP増加など |