【年末年始休業日】12月28日〜1月4日迄
抗悪性腫瘍薬 分子標的治療薬(抗体)
ゲムツズマブオゾガマイシン gemtuzumab ozogamicin
【組成】 | 【毒薬】[妊D]【冷所保存】[生物由来品] |
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【剤形】 | 注射用:5mg |
【用量】 | 1回9mg/m2,2時間かけて点滴静注.少なくとも14日間の間隔をおいて2回投与 |
【特徴】 | 抗腫瘍性抗生物質結合抗CD33モノクローナル抗体 |
【適応】 | 再発又は難治性のCD33陽性の急性骨髄性白血病 |
【警告】 | 臨床試験で本剤に関連したと考えられる死亡例あり.白血病患者のモニタリングと治療に対応できる十分な設備の整った医療施設・十分な経験を持つ医師のもと,適切と判断された患者にのみ投与.添付文書熟読.他抗悪性腫瘍薬と併用不可.患者・家族へ十分説明し,理解したことを確認.感染症・出血等に十分注意.血小板数の回復遅延に注意.重篤な過敏症(アナフィラキシーを含む),重症肺障害を含むinfusion reactionがあらわれることがあり,致命的な過敏症及び肺障害も報告.緊急時に十分対応できる準備をした上で投与開始.本剤投与中及び投与終了後4時間はバイタルサインをモニター.その後も必要に応じ,患者状態を十分に観察し適切な処置.呼吸困難,臨床的に重大な低血圧,アナフィラキシー,肺水腫又は急性呼吸窮迫症候群出現時は直ちに投与中止,適切な処置,症状回復まで十分観察.末梢血芽球数の多い患者は投与前に末梢血白血球数を30,000/μL未満に抑えるよう白血球除去を考慮.重篤な静脈閉塞性肝疾患(VOD)を含む肝障害の報告.造血幹細胞移植(HSCT)の施行前後に本剤投与及び肝障害はVOD発症のリスクが高く,肝不全及びVODによる死亡例の報告あり.VODを含む肝障害の症状を注意深く観察 |
【薬物動態】 | CYP3A4で代謝 (半減期)9mg/m2 2時間静脈内持続 1回目51時間 |
【相互作用】 | 副腎皮質ホルモン,マクロライド系抗生物質,テリスロマイシン,キヌプリスチン・ダルホプリスチン,抗真菌薬(本剤の代謝に影響) |
【副作用】 | [重大]infusion reaction.重篤な過敏症.血液障害(骨髄抑制等).感染症.出血.DIC.口内炎.肝障害.腎障害.腫瘍崩壊症候群(TLS).肺障害,間質性肺炎[その他]悪心,食欲不振,嘔吐.凝固線溶系異常.LDH上昇,低アルブミン血症.発熱,倦怠感,悪寒,頭痛など |