【年末年始休業日】12月28日〜1月4日迄
抗悪性腫瘍薬 分子標的治療薬(小分子)
ゲフィチニブ gefitinib
【組成】 | 【劇薬】[妊D] |
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【剤形】 | 錠:250mg |
【用量】 | 1日1回250mg.高齢者は食後 |
【特徴】 | 初のEGFRチロシンキナーゼ(EGFR-TKI;上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ)阻害薬 |
【適応】 | 手術不能又は再発非小細胞肺癌(化学療法未治療例,術後補助療法での有効性・安全性は確立していない) |
【警告】 | 患者に副作用について十分説明し,同意を得ること.急性肺障害,間質性肺炎の発現.胸部X線検査等をして,少なくとも投与開始後4週間は入院またはそれに準ずる管理下で観察を十分行う.特発性肺線維症などの合併患者は特に注意.急性肺障害,間質性肺炎による致死的な転帰.全身状態の悪い患者ほど急性肺障害・間質性肺炎の発現率及び死亡率が上昇する傾向があるので十分に注意.添付文書参照 |
【薬物動態】 | CYP3A4で代謝.CYP2D6阻害 (半減期)225mg内服30時間 |
【注意】 | 投与する際には,日本肺癌学会の「ゲフィチニブ使用に関するガイドライン」等の最新情報を参考に行うこと |
【相互作用】 | (本剤の作用を減弱)CYP3A誘導薬.(本剤の作用を増強)CYP3A阻害薬,グレープフルーツジュース.(本剤の作用を減弱)プロトンポンプ阻害薬,H2受容体拮抗薬.(併用薬の作用を増強)ワルファリン(INR上昇,出血) |
【副作用】 | [重大]急性肺障害,間質性肺炎.重度の下痢,脱水.中毒性表皮壊死融解症,多形紅斑.肝炎,肝機能障害,黄疸.血尿,出血性膀胱炎.急性膵炎[その他]発疹,そう痒症,皮膚乾燥,ざ瘡等の皮膚症状.下痢.AST・ALT上昇.爪の障害.嘔気,食欲不振,口内炎など |