【年末年始休業日】12月28日〜1月4日迄
抗悪性腫瘍薬 白金製剤
シスプラチン cisplatin(CDDP,DDP)
【組成】 | 【毒薬】[妊D][授乳A(X)] |
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【剤形】 | 動注用:50mg,100mg |
【用量】 | CDDP100mgあたり70mL〔生理食塩液〕で溶解し,65mg/m2を1日1回肝動脈内に20〜40分間で投与後,4〜6週間休薬(1クール) 腎毒性軽減の処置:投与前,1000〜2000mLの適当な輸液を4時間以上.投与時から終了後,1500〜3000mLの適当な輸液を6時間以上.投与中は尿量確保に注意 |
【特徴】 | 用時調製の肝動脈内投与製剤 |
【適応】 | 肝細胞癌 |
【警告】 | 添付文書参照 |
【禁忌】 | 重篤な腎障害.白金含有薬剤過敏症.妊婦 |
【薬物動態】 | (半減期)(β)65mg/m2肝動注85時間 |
【相互作用】 | シスプラチン参照 頭蓋内放射線照射(聴器障害増強),胸部放射線照射.(相互に作用を増強)アミノグリコシド系薬,バンコマイシン,フロセミド,ピレタニド(聴器障害),AMPH-B注(腎障害),パクリタキセル(末梢神経障害).(併用薬の作用を減弱)フェニトイン |
【副作用】 | シスプラチン参照([重大]血栓性微小血管症,一過性脳虚血発作除く+血小板減少,肺結核) [重大]急性腎不全.骨髄抑制.ショック,アナフィラキシー様症状.聴力低下,難聴,耳鳴.うっ血乳頭,球後視神経炎,皮質盲.脳梗塞,一過性脳虚血発作.うっ血性心不全.血栓性微小血管症.心筋梗塞.狭心症,不整脈,溶血性貧血.間質性肺炎.溶血性尿毒症症候群,SIADH.劇症肝炎,肝機能障害,黄疸.消化管出血.消化管穿孔,消化性潰瘍,急性膵炎.高血糖,糖尿病悪化.横紋筋融解症[その他]悪心・嘔吐,食欲不振.過敏症.手足のしびれ,麻痺.肝機能異常.脱毛など |