【年末年始休業日】12月28日〜1月4日迄
抗悪性腫瘍薬 微小管阻害薬(ビンカアルカロイド)
ビノレルビン酒石酸塩 vinorelbine ditartrate(VNR)
【組成】 | 【毒薬】[妊D] |
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【剤形】 | 注:10mg 1mL,40mg 4mL |
【用量】 | (1)1回20〜25mg/m2を1週間間隔で緩徐に静注 1回最高25mg/m2.本剤を50mL〔ブドウ糖注射液〕〔電解質液〕〔生理食塩液〕で希釈し,10分以内に投与.投与後は補液等により薬液を十分洗い流す (2)1回25mg/m2を1週間間隔で2週連続投与し,3週目休薬 |
【特徴】 | 半合成ビンカアルカロイドで神経毒性低い.チュブリンに選択的に作用し重合を阻害 |
【適応】 | (1)非小細胞肺癌.(2)手術不能又は再発乳癌 |
【警告】 | 白血球減少による死亡例のため,頻回に臨床検査実施して患者の状態を十分に観察.添付文書参照 |
【禁忌】 | 骨髄機能低下.重篤な感染症を合併.他のビンカアルカロイド系薬に重篤な過敏症.髄腔内投与 |
【薬物動態】 | CYP3A4で代謝 (半減期)20mg/m2静注33時間 |
【注意】 | 白血球数2000/mm3未満は投与不可 |
【相互作用】 | (本剤の作用を増強)アゾール系薬,マクロライド系薬,Ca拮抗薬,ベンゾジアゼピン系薬.MMC(呼吸困難,気管支痙攣).(相互に作用を増強)他の抗悪性腫瘍薬.放射線療法(副作用増強) |
【副作用】 | [重大]ショック,アナフィラキシー様症状.汎血球減少,無顆粒球症,白血球減少,好中球減少,貧血,血小板減少.間質性肺炎,肺水腫.気管支痙攣.麻痺性イレウス.心不全,心筋梗塞,狭心症,肺塞栓症.SIADH.急性腎不全.急性膵炎[その他]食欲不振,嘔気,便秘,嘔吐.脱毛.総蛋白低下,アルブミン低下.発熱,全身倦怠感,体重減少.知覚異常・腱反射減弱,排尿障害.AST・ALT・ALP・LDH上昇.BUN上昇.静脈炎.アレルギー様症状.呼吸困難,喘鳴.血圧変動.頭痛など |