【年末年始休業日】12月28日〜1月4日迄
抗悪性腫瘍薬 抗生物質(アントラサイクリン系)
イダルビシン塩酸塩 idarubicin hydrochloride (IDR)
【組成】 | 【毒薬】[妊D] |
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【剤形】 | 注:5mg (〔注射用水〕1mg/mLの割合で溶解,pH:5.0〜7.0) |
【用量】 | 5mgを〔注射用水〕5mLで溶解.1日1回12mg/m2,3日間連日静注.骨髄機能が回復するまで休薬し,投与を繰り返す |
【特徴】 | ダウノルビシンより脂溶性が増し,速やかに高濃度に細胞内へ取り込まれる |
【適応】 | 急性骨髄性白血病(慢性骨髄性白血病の急性転化含む) |
【警告】 | 添付文書参照.強い骨髄抑制があり,死亡例も認められる.骨髄抑制を起こしている患者では,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される とき以外は投与しない.心筋障害作用を有するので次の患者には投与しない:心機能異常.他のアントラサイクリン系薬等心毒性薬剤による前治療 が限界量.使用時には添付文書熟読 |
【禁忌】 | 心機能異常.心毒性をもつ他の抗悪性腫瘍薬による前治療が限界量に達している患者.重篤な感染症.重篤な肝・腎障害 |
【薬物動態】 | (半減期)代謝物:43〜51時間(血漿),37〜55時間(血球) |
【相互作用】 | (相互に作用を増強)心毒性をもつ薬剤.(本剤の作用を増強)他の抗悪性腫瘍薬.放射線照射 |
【副作用】 | [重大]心筋障害,心不全.骨髄抑制.重篤な口内炎.ショック.不整脈[その他]食欲不振,悪心・嘔吐.脱毛.発熱.下痢.肝障害.腎障害など |