【年末年始休業日】12月28日〜1月4日迄
抗悪性腫瘍薬 代謝拮抗薬(その他)
レボホリナートカルシウム levofolinate calcium(l-LV)
【組成】 | [妊C] |
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【剤形】 | 錠:5mg,25mg 注:3mg 1mL |
【用量】 | MTX通常療法,CMF療法,MTX・RA療法,M-VAC療法(5mg錠・注射):1回6〜12mg6時間毎で4回筋注又は1回10mg6時間毎4回内服.葉酸代謝拮抗薬過剰投与には,投与葉酸代謝拮抗薬と同量を投与 MTX・ロイコボリン救援療法(注射):MTX投与終了3時間目より1回15mg,3時間間隔で9回静注.以後6時間間隔で8回静注・筋注 MTX・5-FU交代療法(5mg錠・注射):MTX投与後24時間目より1回15mg,6時間間隔で2〜6回静注・筋注・内服 ホリナート・テガフール・ウラシル療法(25mg錠):1日テガフール300〜600mg(300mg/m2を基準)を1日3回分割(8時間毎),食事の前後1時間は避けて投与.ホリナートは75mgを1日3回分割(8時間毎),テガフール・ウラシル配合剤と同時に投与.以上を28日間連続投与し,その後7日間休薬(1クール) |
【特徴】 | 葉酸の活性型誘導体 |
【適応】 | [5mg錠・注射]葉酸代謝拮抗薬の毒性軽減.[25mg錠]ホリナート・テガフール・ウラシル療法:結腸・直腸癌のテガフール・ウラシルの抗腫瘍効果の増強 (1)テガフール・ウラシル通常療法:胃癌,膵臓癌,胆嚢・胆管癌,肝臓癌,結腸・直腸癌,乳癌,肺癌,頭頸部癌,膀胱癌,前立腺癌,子宮頸癌 (2)ホリナート・テガフール・ウラシル療法:結腸・直腸癌(ホリナート参照) |
【警告】 | [25mg錠](1)テガフール・ウラシル通常療法:胃癌,膵臓癌,胆嚢・胆管癌,肝臓癌,結腸・直腸癌,乳癌,肺癌,頭頸部癌,膀胱癌,前立腺癌,子宮頸癌 (2)ホリナート・テガフール・ウラシル療法:結腸・直腸癌(ホリナート参照) |
【禁忌】 | [25mg錠]重篤な骨髄抑制.下痢.重篤な感染症を合併.多量の腹水,胸水.重篤な心疾患.全身状態が悪化.フルオロウラシルに重篤な過敏症.ティーエスワン投与中および投与中止後7日以内+妊婦(多量の腹水,胸水,重篤な心疾患,全身状態が悪化を除く) |
【薬物動態】 | (半減期)15mg静注5時間(未変化体),2.5時間(活性型葉酸).25mg内服7時間(未変化体),3.1時間(活性型葉酸) |
【注意】 | [5mg錠・注射]MTX排泄遅延の危険性や,状態の悪い患者では投与回数を増やす.また重篤な副作用が現れた場合は増量する |
【相互作用】 | [併用禁忌][25mg錠のみ](本剤の作用を増強)ティーエスワン[併用注意][共通](併用薬の作用を減弱)葉酸代謝拮抗薬.[25mg錠のみ](併用薬の作用を増強)フェニトイン,ワルファリン.(相互に作用を増強)他の抗悪性腫瘍薬,放射線照射(副作用増強) |
【副作用】 | [重大][共通]ショック,アナフィラキシー様症状.[25mg錠のみ]骨髄抑制,溶血性貧血等の血液障害.劇症肝炎等の重篤な肝障害.肝硬変.脱水症状.重篤な腸炎.白質脳症等を含む精神神経障害.狭心症,心筋梗塞,不整脈.急性腎不全,ネフローゼ症候群.嗅覚脱失.間質性肺炎.急性膵炎.重篤な口内炎,消化管潰瘍,消化管出血.皮膚粘膜眼症候群,中毒性表皮壊死症[その他]過敏症.下痢,悪心.倦怠感.静注により血管痛など |