【年末年始休業日】12月28日〜1月4日迄
抗悪性腫瘍薬 代謝拮抗薬(その他)
レボホリナートカルシウム levofolinate calcium(l-LV)
【他商品】 | レボホリナート「BT」「F」「HK」「NK」「NP」「オーハラ」「サワイ」「タイヨー」「トーワ」「日医工」「ヤクルト」,レボホリナートカルシウム「メルク」 |
---|---|
【組成】 | (レボホリナートとして) |
【剤形】 | 注:25mg,100mg |
【用量】 | (1)1回250mg/m2を2時間かけて点滴静注.開始1時間後に5-FU1回600mg/m2を3分以内で静注.1週毎に6回繰返した後,2週間休薬(1クール).3〜5mLの5%〔ブドウ糖注射液〕〔生理食塩液〕〔電解質液〕にて200〜500mLとする (2)(併用療法) (a)1回100mg/m2,2時間点滴静注.終了直後5-FU400mg/m2静注,さらに600mg/m2,22時間持続静注.これを2日間連続し,2週間毎 (b)1回250mg/m2,2時間点滴静注.終了直後5-FU2600mg/m2,24時間持続静注.1週間毎6回繰り返した後,2週間休薬(1クール) (c)1回200mg/m2,2時間点滴静注.終了直後5-FU400mg/m2静注,さらに2400〜3000mg/m2,46時間持続静注.2週間毎 |
【特徴】 | 生体内で活性化後,5-FUの効果を増強.LV活性l体 |
【適応】 | (1)レボホリナート・フルオロウラシル療法:胃癌(手術不能又は再発),結腸・直腸癌のフルオロウラシル抗腫瘍効果の増強 (2)レボホリナート・フルオロウラシル持続静注併用療法:結腸・直腸癌に対するフルオロウラシルの抗腫瘍効果の増強 |
【警告】 | 細胞毒性増強の療法で死亡例あり.定期的に臨床検査実施.他の化学療法・放射線照射併用,前化学療法は安全性確立していない.フルオロウラシルに重篤な過敏症.ティーエスワンとの併用不可 |
【禁忌】 | 重篤な骨髄抑制.下痢.重篤な感染症を合併.多量の腹水,胸水.重篤な心疾患.全身状態が悪化.フルオロウラシルに重篤な過敏症.ティーエスワン投与中および投与中止後7日以内 |
【薬物動態】 | (半減期)125mg/m22時間点滴静注0.67時間 |
【相互作用】 | [併用禁忌](本剤の作用を増強)ティーエスワン[併用注意](相互に作用を増強)他の化学療法.放射線治療(副作用増強).(併用薬の作用を増強)フェニトイン,ワルファリン.(併用薬の作用を減弱)葉酸代謝拮抗薬 |
【副作用】 | [重大]激しい下痢.重篤な腸炎.骨髄抑制.ショック,アナフィラキシー様症状.白質脳症,精神・神経障害.うっ血性心不全,心筋梗塞,安静狭心症.肝機能障害,黄疸.急性腎不全.間質性肺炎.消化管潰瘍,重篤な口内炎.手足症候群.DIC.嗅覚脱失.高アンモニア血症.急性膵炎.劇症肝炎,肝硬変,心室性頻拍,急性膵炎,ネフローゼ症候群,皮膚粘膜眼症候群,中毒性表皮壊死症,溶血性貧血[その他]食欲不振,悪心・嘔吐.AST・ALT上昇,ビリルビン上昇.末梢神経障害.色素沈着,脱毛,発熱.低蛋白血症,低アルブミン血症.味覚異常,腹痛.BUN・クレアチニン上昇.発疹.流涙,眼充血など |