【年末年始休業日】12月28日〜1月4日迄
抗悪性腫瘍薬 アルキル化薬(マスタード類)
シクロホスファミド水和物 cyclophosphamide hydrate(CPA,CPM)
【組成】 | 【劇薬】[妊D][授乳X]【冷所保存】 |
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【剤形】 | 注射用:100mg,500mg |
【用量】 | (1)(2)1日1回100mg連日静注,患者が耐えうる場合は1日200mgに増量又は,300〜500mgを週1〜2回静注〔生理食塩液〕. (3)1日1回600mg/m2静注後20日間休薬を(DXR併用時)4クール,(EPI併用時)4〜6クール繰り返す.(EPI,5-FU併用時)1日1回500mg/m2静脈内投与後20日間休薬を4〜6クール繰り返す |
【特徴】 | 生体内で活性化後,腫瘍細胞の核酸代謝阻害 |
【適応】 | (1)多発性骨髄腫,悪性リンパ腫,肺癌,乳癌,急性白血病,真性多血症,子宮頸癌,子宮体癌,卵巣癌,神経腫瘍.骨腫瘍.(2)他の抗癌薬と併用:慢性リンパ性白血病,慢性骨髄性白血病,咽頭癌,胃癌,膵癌,肝癌,結腸癌,睾丸腫瘍,絨毛性疾患,横紋筋肉腫,悪性黒色腫.(3)(併用療法)乳癌(手術可能例における術前・術後化学療法).(4)造血幹細胞移植の前治療 (適外)骨・軟部肉腫全般(骨腫瘍と横紋筋肉腫のみ適応),血管炎症候群,ステロイド抵抗性膠原病.ステロイドに抵抗性の全身性エリテマトーデスや種々の血管炎症候群に用い,特にループス腎炎には1〜3ヵ月に1回500〜1000mg点滴 |
【警告】 | ペントスタチンとの併用で心毒性発現して死亡(外国例).感染症(重篤含む)に注意 |
【禁忌】 | ペントスタチン投与中.重症感染症 |
【薬物動態】 | 主にCYP2B6で代謝 (半減期)静注4.7〜8.7時間 |
【相互作用】 | [併用禁忌]ペントスタチン[併用注意]他の抗悪性腫瘍薬・アロプリノール・放射線照射(骨髄抑制等増強)(本剤の作用を増強)フェノバルビタール.(本剤の作用を減弱)副腎皮質ステロイド,クロラムフェニコール.(併用薬の作用を増強)インスリン,オキシトシン,脱分極性筋弛緩薬.(併用薬の作用を減弱)バソプレシン.(本剤の作用を減弱)チオテパ.アントラサイクリン系薬(心筋障害増強) |
【副作用】 | [重大]ショック,アナフィラキシー様症状.皮膚粘膜眼症候群,中毒性表皮壊死症.骨髄抑制.出血性膀胱炎,排尿障害.間質性肺炎,肺線維症.イレウス,胃腸出血.心筋障害,心不全.SIADH[その他]脱毛.頭痛,めまい.黄疸,肝機能異常など |