ブリプラチン｜抗癌剤辞典｜フコイダンに詳しい仁川薬局

ブリプラチン

抗悪性腫瘍薬白金製剤
シスプラチン cisplatin(CDDP,DDP)

ブリプラチン Briplatin (ブリストル)
【組成】	【毒薬】［妊Ｄ］［授乳Ａ(X)］
【剤形】	注：0.05%(0.5mg/mL)10mg 20mL,25mg 50mL,50mg 100mL
【用量】	(1)Ａ法：1日1回15～20mg/m2,5日間連続点滴静注2週間休薬　　Ｂ法：1日1回50～70mg/m2,3週間休薬　　Ｃ法：1日1回25～35mg/m2,1週間休薬　　Ｄ法：1日1回10～20mg/m2,5日間連続後2週間以上休薬Ｅ法：1日1回70～90mg/m2,3週間休薬　　Ｆ法：1日1回20mg/m2,5日間連続後2週間以上休薬〔生理食塩液〕　　(胚細胞腫瘍には,確立された標準的な他の抗悪性腫瘍薬との併用療法として,F法を選択)　　Ｇ法：1日1回100mg/m2,3週間休薬　　Ｈ法：(ペメトレキセド併用時)1日1回75mg/m2,20日間休薬　　(a)(DXR併用時)1日1回100mg/m2,3週間休薬(単剤ではG法を選択)　　(b)(DXR併用時)1日1回50mg/m2,3週間休薬　　(c)(他の抗悪性腫瘍薬併用時)1日100mg/m2,1日間持続静注,20日間休薬.又は1日25mg/m2,4日間連続持続静注,17日間休薬　　(d)(他の抗悪性腫瘍薬併用時)1日1回60～100mg/m2,3週間休薬.又は1日1回20mg/m2,5日間連続投与,2週間休薬　　(2)１回70mg/m2静注(MTX,VLB,DXR併用時).1日目MTX30mg/m2,2日目VLB3mg/m2,DXR30mg/m2,CDDP70mg/m2,15及び22日目MTX30mg/m2,VLB3mg/m2静注.4週毎投与
【特徴】	腫瘍細胞のDNA合成阻害および細胞分裂を阻害.殺細胞効果は濃度依存性および時間依存性
【適応】	(1)シスプラチン通常療法：睾丸腫瘍,膀胱癌,腎盂・尿管腫瘍,前立腺癌(A法,状態によりC法),卵巣癌(B法,状態によりA法・C法),頭頸部癌(D法,状態によりB法),非小細胞肺癌(E法,状態によりF法),食道癌(B法,状態によりA法),子宮頸癌(A法,状態によりE法),神経芽細胞腫,胃癌,小細胞肺癌(E法),骨肉腫(G法),胚細胞腫瘍(F法),悪性胸膜中皮腫(H法).他の抗悪性腫瘍薬との併用療法〔(a)悪性骨腫瘍,(b)子宮体癌(術後化学療法,転移・再発時化学療法),(c)再発・難治性悪性リンパ腫,(d)小児悪性固形腫瘍(横紋筋肉腫,神経芽腫,肝芽腫その他肝原発悪性腫瘍,髄芽腫等)〕.(2)M-VAC療法：尿路上皮癌
【警告】	添付文書参照.小児悪性固形腫瘍に対する癌化学療法は,小児の癌化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで実施
【禁忌】	重篤な腎障害.白金含有製剤過敏症.妊婦
【薬物動態】	（半減期）(β)点滴静注100時間
【相互作用】	頭蓋内放射線照射(聴器障害増強),胸部放射線照射.(相互に作用を増強)アミノグリコシド系薬,バンコマイシン,フロセミド,ピレタニド(聴器障害),AMPH-B注(腎障害),パクリタキセル(末梢神経障害).(併用薬の作用を減弱)フェニトイン
【副作用】	[重大]急性腎不全.骨髄抑制.ショック,アナフィラキシー様症状.聴力低下,難聴,耳鳴.うっ血乳頭,球後視神経炎,皮質盲.脳梗塞,一過性脳虚血発作.うっ血性心不全.血栓性微小血管症.心筋梗塞.狭心症,不整脈,溶血性貧血.間質性肺炎.溶血性尿毒症症候群,SIADH.劇症肝炎,肝機能障害,黄疸.消化管出血.消化管穿孔,消化性潰瘍,急性膵炎.高血糖,糖尿病悪化.横紋筋融解症[その他]悪心・嘔吐,食欲不振.過敏症.手足のしびれ,麻痺.肝機能異常.脱毛など