専門薬剤師の現場実践ブログ
4.成分(純度)について
フコイダン導入を考えている患者様やそのご家族様から、「硫酸基がどれ位入っているの?」「フコキサンチンは?」というご質問を受けます。
「少しでも良い物を選びたい」「少しでも可能性の高いものを」というお気持ちは痛いほどよく分かります。ただ製法や濃度において、業界に統一した基準はなく、各社の製品の成分などは様々で、一概に製品を比べることはできません。
私はどのフコイダンが良いかというのは、本来は「実際に人で使ってみてどうか」という基準で判断すべきだと考えています。ただ人での実績などが少ないかほとんどない製品の場合は、そこの話ははずしますので、「産地」が良い「製法」が良い「成分」が多いという議論になっていくように思います。
どのメーカーさんも、真剣に製品を作っておられますのでおかしな物はないと思っていますが、健康維持を目的に手軽に摂るために開発された製品と、真剣に飲むために研究やデータを揃え、濃度も高濃度で配合した製品とでは、やはり差が出てきます。それは当然のことで皆様の目的に合わせたものを選ばれると良いと思うのですが、ただ皆様なかなか判断がつきませんので私共のような専門家に相談されます。